PDCAとは違う新しいビジネスメソッドとして期待されているのが、「OODA(ウーダ)ループ」です。OODAループはアメリカ空軍のボイド大佐が提唱した理論で、軍事行動に限らずあらゆる分野の意思決定プロセスに使えると話題になっています。個人でも学べますが、OODAループの研修会に参加するのが効率的です。そこでこの記事では研修会選びの参考になるよう、代表的な6つの会社のOODAループ研修会について詳しくご紹介します。
・OODAとマネジメントで注意すべきこと
・OODA研修で意思決定ができる人材育成
・OODAループはビジネスに役立つ!OODAループの具体例を紹介!
・教育とOODAループの関係。OODAは教育現場でも力を発揮する
・OODAループを把握するときに活用できるおすすめ本をいくつか紹介
・OODAとPDCAの違いとは?使い分けと組み合わせで有効活用しよう!
・OODAに潜む欠点やそれを解消させる方法などを詳しく紹介
「インソース」は年間55万人の研修受講者を誇る会社
「インソース」は研修事業や講座事業、ITサービスなどを行っている会社です。年間14,000件を超える講師派遣型研修と、年間9,000件を超える公開講座型研修の両方あわせての年間研修受講者は55万人を数えます。本社以外にも全国に25か所の事業所があり、8都市でセミナールームを運営しています。これにより、身近な会場で研修を受けられるのがインソースの強みです。また、公開講座の講座数は2,500を超えており、自分に合った研修講座を選べます。
研修の内容や主な特徴
インソースのOODAループ研修は、OODAループをビジネスに応用して組織の業績をアップさせる、という目的で開催されています。この研修を受けることで、迅速な意思決定プロセスであるOODAループについて学べます。また、業績の向上を図るため、組織についての理解を深めることが可能です。OODAループ研修には、基本編として「業績向上のための組織づくり研修~OODAループで目的を達成する編」が用意されています。この研修の参加費用は40,700円です。応用編としてさらに「目標達成のための組織づくり研修~OODAループを実現するリーダーになる編」がありますが、研修を受けるには「研修リクエスト」を行わなければなりません。
会社情報
会社名:株式会社インソース
住所:本社所在地は東京都千代田区神田錦町1-19-1神田橋パークビル 5階
設立:2002年11月
受賞歴:未公開
主な取引先:厚生労働省や経済産業省、農林水産省や国土交通省、そして川崎市など
ホームページ:https://www.insource.co.jp/index.html
「アイ&カンパニー・ジャパン」はグローバルに活動する経営コンサルティング
日本やアメリカの大手グローバル企業をクライアントとして抱える「アイ&カンパニー・ジャパン」は、文字通り世界を相手にした経営コンサルティングだと言えるでしょう。アイ&カンパニーはアメリカや日本、中国などで、戦略コンサルティングなどを経験してきた実力者が結集してできた会社です。そのため日本だけではなく、グローバルな案件に対応することが可能なのです。アイ&カンパニー・ジャパンの代表は入江仁之氏で、入江氏は「インターネット資本論」や「OODAループ思考[入門] 日本人のための世界最速思考マニュアル」など様々な著書でも知られています。
研修の内容や主な特徴
アイ&カンパニー・ジャパンが開催しているOODA研修の目的は、組織の生産性アップです。それも一時的なものではなく、劇的でしかも持続的なものを目指しています。また、環境の変化に柔軟に対応して、勝ち残れる組織を作るのも目的の1つです。研修の対象部門は組織の全部門に及び、対象者には経営者や管理職だけではなく一般の社員、そして新入社員も含まれます。研修の日程は研修対象によって調整しますが、基本的には2日間です。プログラムも対象者に合わせ臨機応変に選ばれます。具体的なテーマとしては、想定外の状況への対応法やOODAとPDCAの違いの確認、目標管理やパフォーマンスレビューなどがあります。
会社情報
会社名:アイ&カンパニー・ジャパン
住所:未公開
設立:2005年
受賞歴:未公開
主な取引先:未公開
ホームページ:http://iandco.jp/
「アクティブ アンド カンパニー」は多数のクライアントを抱えている会社
「アクティブ アンド カンパニー」は、組織や人事に関するコンサルティング業や、教育研修業務の受託などを行っている会社です。組織が抱える様々な問題に対し、適切な回答を提供することに定評があります。組織の主な問題や課題を、「戦略」と「制度」、「組織」と「人材」、そして「業務/IT」の5つテーマに分けて、それぞれに応じた解決策を提供するのが同社の基本方針です。その結果、アクティブ アンド カンパニーは多数のクライアントを抱えるまでになっています。
研修の内容や主な特徴
同社のOODA(ウーダ)ループトレーニングの目的は、OODAの考え方を理解することにより思考や行動の変化を促し、成果や結果を導き出すこと、及びそのスキルの向上です。研修ではOODAの4つのプロセスについて学び、ループを実践することで成果を体感し、OODAループをしっかりと身につけることが目標となります。また、従来のPDCAサイクルとの違いも学べます。対象者は中堅社員から管理職クラスで、研修日程は1~2日間です。実施形態はワークショップ形式で、適正人数は15人から30人とされています。また、参加費無料の体験会が開かれることもあります。
会社情報
会社名:株式会社アクティブ アンド カンパニー
住所:東京都千代田区九段南3-8-11 飛栄九段ビル5階
設立:2006年1月5日
受賞歴:同社のクラウド型・組織戦略システム/HRオートメーションシステム「サイレコ」は、「ASPIC IoT・AI・クラウドアワード2019」にて「基幹業務系分野グランプリ」を受賞、2018年のグッドデザイン賞も受賞
主な取引先:東京商工会議所や富士通、日立物流ソフトウェアや東急リバブルなど
ホームページ:https://www.aand.co.jp/
人材育成に定評があるのが「JBMコンサルタント」
「JBMコンサルタント」は、人材育成に定評のあるコンサルタント会社です。6つの特徴をもつ人材育成サービスを提供しており、研修段階から受講後のアクションまでをサポートしています。ありがちな研修ではなく、依頼主である組織に合わせ、実践につながりやすいプログラムを用意するのがJBMコンサルタントの方針です。登録している講師は50名以上で、それぞれが各分野のエキスパートです。また、同社は人材育成だけではなく、中堅社員や管理職、そしてトップリーダーまでを対象とした様々な研修会も実施しています。
研修の内容や主な特徴
JBMコンサルタントは2020年2月現在、OODAループに関する単独の研修会は実施していません。ただし中級管理職や上級管理職対象の研修の中で、OODAループについて触れることはあります。また、会社に講師を派遣するタイプの研修会でも、場合によってはOODAループを取り上げることがあります。OODAループに関して触れるかどうかは、JBMコンサルタントに直接問い合わせるとよいでしょう。JBMコンサルタントの研修は組織に合わせたオリジナルな研修であり、また、体感型トレーニングを取り入れているという特徴も持っています。体感型トレーニングはOODAループを学ぶのに適しているので、単独でのOODAループ研修会の開催が期待されています。
会社情報
会社名:株式会社JBMコンサルタント
住所:大阪市北区東天満1丁目11番9号和氣ビル6階
設立:1993年
受賞歴:未公開
主な取引先:NTT西日本や大阪ガス、紀陽銀行やサントリーなど
ホームページ:https://jbmhrd.co.jp/
「リクルートマネジメントスクール」は受講者満足度98%を誇る会社
「リクルートマネジメントスクール」はリクルートグループに所属するスクールで、グループの豊富な成功事例に基づいた公開型研修会を開催しています。厳しい養成プログラムを乗り越えてきたトレーナーが研修を担当するのが特徴で、その効果は受講者満足度98%となって表れています。研修コースは150以上あり、新入社員から経営陣までが受講対象者です。当スクールは札幌から福岡まで、全国各地で研修会を開催しています。また、一番効率のよい研修はどれなのか判断してくれる「研修プランNavi」や、お得な「リクルートマネジメントスクールチケット制サービス」も用意されています。
研修の内容や主な特徴
リクルートマネジメントスクールが実施しているOODAループ研修では、変化していく時代に対応したマネジメントの考え方や実践方法を学ぶことができます。この研修を受けることで、組織の現状を変えていくイメージをつかむことが可能になります。具体的なプログラムとしては、組織マネジメントの成功例や失敗例、「変化適応型」戦略推進のポイントや実例などがあります。開催時間は3時間で、受講費用は15,000円です。この研修は組織のリーダーや管理者、経営者などが受講対象者となっています。
会社情報
会社名:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
住所:東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎ウエストタワー7階
設立:1989年
受賞歴:未公開
主な取引先:未公開
ホームページ:https://www.recruit-ms.co.jp/
「IKUSA」はユニークなアクティビティイベントで知られている会社
「IKUSA」は、外遊びを活用したイベントや研修会などを開催している会社です。代表的なコンテンツは「チャンバラ合戦-戦IKUSA-」で、このイベントは様々な土地で開催されています。またチャンバラ合戦以外にも、「謎解き脱出ゲーム」や「戦国運動会」、「ロールプレイングラリー」や「水合戦-WaterBattle-」などといった、オリジナリティあふれるイベントを手掛けているのもこの会社の大きな特徴です。IKUSAの開催実績としては年間150件を超えるビジネス向けのアクティビティイベントや、年間30以上の自治体で地域に合ったイベントを開催していることなどが挙げられます。
研修の内容や主な特徴
ODDAループを学べる研修としてIKUSAが開催しているものは、「サバ研(サバイバルゲーム研修)」です。もともとOODAループは、刻々と変化する軍事行動に対応した意思決定を行うために考え出されました。そのため、サバイバルゲームはODAAループそのものである、というのがIKUSAの考え方となっています。サバイバルゲームを通じ、どうすれば勝てるのか常に考えることで、OODAループを実践できるというわけです。他の研修会では味わえない、とてもユニークなOODAループ研修だと言えるでしょう。
会社情報
会社名:株式会社IKUSAIKUSA
住所(東京):東京都豊島区東池袋2-39-2大住ビル1001
住所(大阪):大阪府大阪市淀川区十三東1-20-3ザ・グランドビューオオサカ804
設立:2012年5月29日
受賞歴:未公開
主な取引先:Panasonic AISや大塚製薬、LINE株式会社や学校法人立命館など
ホームページ:https://ikusa.jp/
OODAループの研修会に参加してOODAループをしっかりと身につけよう
OODAループは状況の変化に対応した意思決定を行い、実行してまた状況を確認し対応する、ということを繰り返す意思決定メソッドです。予想外の変化に対応することを学ぶためにも、集団で取り組める研修会に参加するのがよいでしょう。特に15人~30人で開催される、アクティブ アンド カンパニーのOODAループ研修がおすすめです。OODAループをしっかりと身につけ、ビジネスをはじめとする様々な場面で活用していきましょう。
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