役職定年制とは、一定の年齢や役職などの要件を満たした社員が役職から離れる制度である。定年の要件は、年齢や、部署、資格など様々だが、いずれも目的は、組織における人材の新陳代謝の促すこととされている。
ポストへの若手人材の投与を可能にし、人材の育成や士気向上、意識改革などを狙いとした制度だ。近年の「雇用延長の義務化」に基づく、定年延長や定年制の廃止にともなって、役職定年制を導入する企業は増加傾向にある。
人的資源管理の観点からも有用性の高い制度である役職定年制だが、交代することにより役割や報酬の変更を伴う可能性も少なくないため、制度導入の際には、定年~交代することの正当性や理由などを明確にし、納得性の高い説明・運用をすることが求められる。
また、定年となる役職が管理職の場合には、「管理職定年制」とも呼ばれることもある。
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