プロブスト式考課法(Probst's rating system)とは、評価誤差を防止する効果が期待される人事考課手法のひとつである。
具体的には、人物像や執務行動などの特性について、長所・短所をあらわすものが混在するチェックリストを作成し、そのリストに基づいて評価者は被評価者の行動を観察し、各リストにある事実・行動が職務遂行上にあるかどうか確信がもてる事実についてのみチェックするという手法だ。
プロブスト式の最大のメリットは、行動事実のみに着目するため評価者の主観を廃し、評価誤差を防ぐこと。評価誤差には「ハロー効果」「中心化傾向」「寛大化傾向」「厳格化傾向」などのエラーがある。
一方のデメリットは、チェックリストの設計や点数化において心理学・統計学的な裏づけが必要となり、設計が困難であることだ。
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