ワーキングプア(working poor)とは、フルタイムで働いているものの十分な所得を得られず、貧困状態にある就業者のことを指す。日本語では「働く貧困層」と訳される。もともとアメリカで生まれた言葉だが、日本においては2006年以降、テレビなどメディアで取上げられ、新しい種類の貧困として注目された。
ワーキングプアに分類される所得水準は、国や地域よって異なるため一概には言えないが、日本国内においては年収200万円程度が1つの目安と言われている。生活保護で得られる生活と同じようなレベルとされている。
非正規従業員のうち年間収入が200万円未満の割合は、男性よりも女性の方が多いのが特徴で、ワーキングプアは女性の割合の方が圧倒的に高いのが現状である。
ワーキングプアを減らす対策として日本では、母子家庭への自立支援策としての高等技能訓練促進費という補助制度の導入や非正規雇用者と正規雇用者の労働条件の均等化、正規雇用化の促進などを進めている。
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