NEW コンサルタントコラム 人材配置異動組織活性化組織課題 「異動は誰が決めるのか」/配置の主導権が、会社から動き始めた 1963年、政府の経済審議会は答申の中で「今後の賃金制度の方向としては、公平な職務要件に基づく人事制度を前提とする職務給が考えられる」と書きました。当時は経営者団体の日経連も、職務給を高く評価していました。ところが6年後の1969年、日経連は『能力主義管理』を刊行し、職務ではなく「能力」で賃金を決める方向へと舵を切りま... 2026年11月2日 大野 順也
コンサルタントコラム 人事制度人事制度改革年功序列 「何に報いるか」を決めるのは経営である/年功の次に来る人事制度の物差し 「課長にならないと、給料が上がらないんですよね」。人事制度の相談を受けていると、若手社員からも、四十代の専門職からも、ほぼ同じ言葉を聞きます。会社に報いてもらう手段が「昇進」しかない。裏返せば、会社が社員に報いる手段も「ポスト」しかない。日本企業の人事制度は長いあいだ、この一本の通貨で回ってきました。 今週、その通貨を... 2026年10月20日 大野 順也
コンサルタントコラム AI組織課題組織開発要員計画 「何人いるか」で組織を語るのを、やめませんか?/AI時代の要員計画は「役割の設計」から始まる 「AIが入れば、人は今ほど要らなくなる」。人手不足に悩む企業の間で、こうした見通しがよく語られるようになりました。採れないのなら、少ない人数でも回る体制をつくればいい。理屈としては筋が通っていますし、経営者にとっては福音のようにも聞こえます。 しかし私は、この通説には大事な問いが一つ抜け落ちていると考えています。「そも... 2026年10月16日 大野 順也
コンサルタントコラム 人事評価管理職評価制度評価面談 評価が機能しないのは、上司が忙しすぎるからだ/管理職という「ボトルネック」を設計し直す 夕方の会議室で、課長が評価シートを前に手を止めている。自分の担当案件の締め切りが迫り、メンバーからの相談は午後だけで三件。今日から始まった新しい法対応の研修動画もまだ見ていない。部下八人分の評価コメントを、明日までに書き上げなければならない。結局、目立った出来事を思い出しながら、昨年とあまり変わらない言葉で欄を埋めてい... 2026年10月13日 大野 順也
コンサルタントコラム HRsaasシステムマーケット HRSaaSマーケット/幻想と現実、そして未来への羅針 「システムはなんでもできる」/この幻想が、HRSaaS(※Human Resources Software-as-a-Service)市場に長らく付きまとってきた。しかし、2020年代半ばの世界的なテクノロジー環境の変化は、その幻想を急速に剥がしつつある。 HRSaaSは依然として成長する巨大市場であり続けるものの、そ... 2026年2月13日 大野 順也
コンサルタントコラム ガバナンスマネジメント法令遵守経営 ガバナンスはアクセルでもありブレーキでもある経営の本質 ガバナンスという言葉を耳にすると、しばしば「ブレーキ」の比喩で語られることが多い。すなわち、経営の暴走を抑える安全装置、法令遵守・リスク管理といった“守りの機能”としての側面である。 しかし私は、ガバナンスとは単にブレーキの役割を果たすものではなく、執行(アクセル)と監督(ブレーキ)の両機能を包括した、経営そのものの基... 2026年2月3日 大野 順也
コンサルタントコラム 人材マネジメント人材育成評価制度 トレンドに流されない人材マネジメントという覚悟 自社の現実から出発する組織人事の再設計 最近、永年勤続制度を復活させる企業が増えているように感じます。勤続年数に応じた報奨金制度や、長期在籍者への処遇改善、退職金制度の再整備など、その内容はさまざまですが、共通しているのは「人材を長期的に活かす」という意思です。 10数年前を振り返ると、状況はまったく異なっていました。... 2026年1月20日 大野 順也
コンサルタントコラム 人材マネジメント人材育成価値創出多様性 多様性とは何か/声の大きさではなく価値創出のための多様性へ 「多様性が必要である」と、この数年、あらゆる企業や組織でそう言われるようになった。 とりわけコロナ禍以降、在宅・リモートワークの普及により、働き方の違い・価値観の違いが可視化されたことで、多様性という言葉は一気に社会の表舞台に躍り出た。 しかし、いま改めて問いたい。本当に多様性は実現できているのか?あるいは、多様性とい... 2026年1月9日 大野 順也
コンサルタントコラム マネージャー人材マネジメント組織 組織マネジャーの本質を自分自身の感情との戦いとして捉え直す 日本の多くの企業では、いまだに上意下達の文化が根強い。従来の日本的組織では、上司が「言うことを部下が聞く」という前提が暗黙の了解になってきた歴史がある。しかし今やそれは幻想に近い。少子高齢化による労働人口減少、働き方の多様化、個人の価値観の変化によって、部下が上司の言うことを無条件に聞く時代は終わったと言えるだろう。 ... 2026年1月8日 大野 順也