OODAループという言葉をご存知でしょうか。OODAループは、目標達成の手法となる新たな理論のことで、広い分野に適用することができると関心を集めています。OODAループはPDCAサイクルと比較されますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。2つの手法の違いを知り、使い分けや組み合わせを考え適材適所で活用することで、更なる効果が期待できます。
OODAループって何?その考え方と仕組みを知ろう!
OODAループとは、あらゆる分野で活用できる一般理論として、アメリカ空軍に所属していたジョン・ボイド氏が提唱しました。元々空軍のパイロットの意思決定の理論であり、先が見えない戦闘時の状況において臨機応変に判断し行動するために提唱されたといわれています。そして今ではビジネスなど経営戦略やあらゆる組織運営、そして個人レベルの意思決定においても活用されています。OODAループは、基本的に4つのステップで成り立っています。4つのステップとは、Observe(観察)・Orient(状況判断)・Decide(意思決定)・Act(行動)であり、それぞれのアルファベットの頭文字からOODAと名づけられました。この4つのステップを繰り返す(ループする)ことで、OODAループと呼ばれています。
OODAループの理論とは?OODAループを詳しく知ろう!
OODAループの最初のステップであるObserve(観察)は、先ず客観的な情報を集めることが重要となります。担当者自身が自分の考えに固執することなく、対象の生の情報を客観的な視点から収集します。そして情報を整理して共有することが目的となります。次のステップであるOrient(状況判断)は、Observe(観察)で収集した情報の意味を理解・分析して、状況判断を行います。集めた情報を、意思決定できる
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