LGBTとは、Lesbian(女性同性愛者)、Gay(男性同性愛者)、Bisexual(両性愛者)、Transgender(性別越境者)の頭文字をとった単語で、セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)の総称のひとつである。
2018年1月に厚生労働省により改正されたモデル就業規則には、「その他あらゆるハラスメントの禁止」の規定が新設されており、「性的指向・性自認に関する言動」を禁止されるハラスメントのひとつとして明記されている。これを受け、就業規則や福利厚生など社内制度を見直す企業も増えてきている。また、LGBT向けの合同採用イベントを行う企業も増加傾向にある。
このようにビジネスにおいても、LGBTが働きやすい環境作りに取り組む「LGBTフレンドリー」な企業は増えてきているが、まだ十分な理解が進んでいるとは言えない。
最近で、LGBTにアルファベットの「Q」を加えた「LGBTQ」という言葉も登場している。Qは、クエスチョニング(自分の性別がわからない、もしくは意図的に決めていない人)、またはクィア(セクシュアルマイノリティを総称する単語)という2つの意味が含まれている。