ビジネスキャリア検定試験とは、事務系職種に必要な知識の習得と、実務能力の評価を行うことを目的とした公的資格試験だ。中央職業能力開発協会により実施・運営されている。
この試験は、平成5年に労働省が創設した「ビジネス・キャリア制度」を平成19年8月にリニューアルしたもので、ホワイトカラーの職務遂行に必要な専門的知識についての職業能力を評価する目的がある。
労働者に求められる職業能力が多様化および高度化していることや、労働者の転職が日常化していることを受け、労働者の職業能力の向上意識が強くなったこと、自身の経験知識を客観的に証明できるものが求められていたことが創設の背景である。

検定では、事務系職務に必要とされる遂行能力を8分野に分割し、44試験 から自分にあった試験を選べる。
職務遂行能力は以下の8分野である。

1)人事・人材開発・労務管理
2)企業法務・総務
3)経理・財務管理
4)経営戦略
5)経営情報システム
6)営業・マーケティング
7)ロジスティクス
8)生産管理

当該検定における能力レベルをそれぞれ職位に例えると、以下のようになる。

1級:無聊、ディレクター相当職
2級:課長、マネージャー相当職
3級:係長、リーダー相当職
BASIC級:学生、内定者、就職希望者

関連用語

ビジネス・キャリア制度
ホワイトカラー

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