ホワイトカラーエグゼンプションとは、従来の管理監督者に加え、仕事や時間管理において自己裁量の高いホワイトカラー労働者に対し、労働時間等規制を適用免除することを指す。つまり、オフィスワーカーをはじめとする一部の労働者を、働いた時間の長さではなく仕事の成果で評価して賃金を支払う制度である。(2019年施行)
従来の労働基準法の労働諸法は、工場などの労働者を保護する観点で整備されてきたものであるため、専門型裁量労働制の適用者や一定の条件(一定年収を超えるなど)を満たす労働者であれば、労使協定を結んで時間管理のエグゼンプト(適用除外)を行えるというもの。しかし、制度が施行されれば長時間労働を助長してしまうといった危惧があり、「残業代ゼロ法案」や「定額働かせ放題」と揶揄され注目されている。
対象となる業種はいかのようなものがある。
・金融商品ディーラー
・企業・市場の解析(アナリスト)
・コンサルタント
・研究開発
など。