ステークホルダー

ステークホルダー(stakeholder)とは、企業が経営行動などおこなううえで、直接・間接的に利害が生じる関係者（利害関係者）のことである。たとえば株主、顧客、従業員、得意先、地域社会、行政機関、政府などがステークホルダーとして挙げられる。ステークホルダーが注目されるようになった理由は、安定株主の減少や、利益のみを追求する経営者による不祥事の発生などによる企業価値減など、コーポレートガバナンスを図る役割を期待されたことなどがある。「利害関係者」というと顧客や従業員、株主などだけだと思われがちだが、ステークホルダーとは、もっと広義の、企業活動によって影響を受けるすべての相手に対して使う言葉となるのが特徴だ。今後、企業は幅広いステークホルダーとコミュニケーションをとり、お互いに成長し利益を実現していく必要がある。