内容概要
弊社では、中小企業における賃金水準や傾向について、約5,000名分の報酬データ調査・分析を行い、毎年1回レポートを作成・公開しております。市場経済のグローバル化やテクノロジーの急速な発展、長引く新型コロナウイルス禍による影響により、人々の働き方の変化が加速する中で、引き続き中小企業は変化し続ける経営環境への対応を迫られています。テレワークが普及し、勤務形態が多様化する中で、「人件費」をコントロールすることの難しさを感じられた企業の方々も多いのではないのでしょうか。
本レポートでは、例年同様2021年度の賃金傾向の比較分析結果を報告するとともに、コロナ禍における企業の人材マネジメントの変化をご紹介します。あわせて、2019年12月と2021年12月時点での手当の傾向を分析し、コロナ禍における人材マネジメントの変化の実態に迫ります。
そのような中、本紙が中小企業の経営者様にとって、人件費ならびに報酬制度の検討の一助となれば幸いです。
目次
① 賃金市場調査レポート~2021年の全体傾向~
・年代別、勤続年数別、男女別の基本給/月額支給額/賞与/時間外手当額/年間賞与額/年収の経年的な傾向・変化
② 同一労働・同一賃金
・同一労働・同一賃金とは
・同一労働・同一賃金の判断ステップ
・同一労働・同一賃金を踏まえた制度設計のポイント
③ 賃金市場調査レポート~2019年/2021年に見る同一労働・同一賃金の対策状況
・業務に関する手当/属人手当
・属人手当:家族手当/住宅手当
・属人手当:転勤手当