ワーキングキャピタルとは、通常のビジネスを回していくために必要な資金で、「運転資本」ともいわれる。
ワーキングキャピタル(WC)= 流動資産 - 流動負債
ビジネスをまわしていくための資金を指し、短期に現金化する「流動資産」、短期に返済しなければならない「流動負債」との差額で示される。
基本的には、売上高が増大すれば、そのぶん運転資本も増大する。よって売上増になったとしても、運転資本も増加すれば資金手当が必要となるため、売上を上げながら運転資本を圧縮させられるかがファイナンス上重要である。
ワーキング・キャピタルが増える要素として考えられるものは、「売掛金の増加」「在庫の増加」「買掛金の減少」である。資金繰りに行き詰まらないようこれら3つ(売掛金、買掛金、在庫の適切な管理)を把握することが重要と言える。