マネジリアル・グリッド論とは、心理学者R.R.ブレイクとJ.S.ムートンにより提唱されたリーダーシップ行動論ひとつだ。
二人は、リーダーシップの行動スタイルを「人への関心度」と「業績への関心度」という2つの側面において注目し、各関心をどの程度持っているかを、縦軸に9段階、横軸に9段階に分けた。そうしてできた81の格子(グリッド)をマネジメント・グリッドと呼び、典型的な5つのリーダーシップ類型に分類するのだ。
たとえば縦軸が大きいと、部下との人間関係やマネジメントなどの「人への関心度(人間関係志向)」が高くなり、横軸に大きくなると、チームとしてのパフォーマンスなどを考える「業績への関心度(課題志向)」が高くなる、と言う風になる。

1・1型: 業績にも人間にも無関心であり、与えられた業務しか行わない放任型リーダー
1・9型: 業績を犠牲にしても人間への関心が高い人情型リーダー
9・1型: 人間を犠牲にしても業績最大化への関心が高い権力型リーダー
9・9型: 業績にも人間にも最大の関心を示す理想型リーダー
5・5型: 業績にも人間にもバランス良く関心を示す妥協型リーダー

この類型の中では、9・9型が最も理想的なリーダー類型であるとブレイク、ムートンは主張している。

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