「インシデント・プロセス」とは、実際に起きた事象を5つのステップで検討することで、事態の改善を図る演習技法のことである。そのためには、参加者が実際の事象内容を提供してくれた人に対して質問をしていくことで、情報を収集し、問題解決の方法を考えていくというプロセスが含まれている。目的は、当事者としての意識向上や、処理能力、考察力の向上を図ることである。
5つのプロセス
1) インシデントを収集する
2) インシデントの内容を理解する
3) 解決すべき問題を確定する
4) 意思決定と理由付けをおこなう
5) 反省を通して状況を把握する