アウトソーシング(Outsourcing)とは、社内の特定の業務を外部の専門性の高い協力先に委託することを示す。業務の外部委託化として1980年代後半から一般化してきたと言われている。
一般的な導入の目的は、コスト削減だ。定型的な業務、コストセンター業務、グループ間の重複業務などを外部に委託することで効率化を図ることにつながり、結果としてコスト削減の効果が期待されている。さらに近年問題となっている労働人口の減少による人手不足も、アウトソーシングが注目される要因の一つとされている。
アウトソーシングの形には、完全に外部の協力会社に委託するケースと、グループ内等でアウトソーシングの受け皿会社(シェアードサービスセンター)を設立するケースとがある。シェアードサービスセンターは、後にプロフィットセンター化を目指す場合も多い。