マインドマップとは、1つの主題を中心として関連する言葉を放射状に拡大した図のことを指す。1970年代に活躍したイギリス人作家トニー・ブザン氏が「マインドマップ」という言葉を広め、現在の使い方が確立された。学習能力や理解力を高めるための脳の使い方を体系化しており、世界中の人々に使われている。トニー氏は後にノーベル平和賞を受賞している。
マインドマップの特徴は以下のとおりである。
・中央に、キーワードやキーイメージを据える
・関係するキーワードをメインテーマから木の枝が分岐するように線でつなげて追加する
・キーワードをすべて出し切ったら、関連性によって各キーワードを並べ替えて整理し、優先順位付けをする
・脳細胞のような形状で描かれることから、脳にとって自然なスタイルで効率よく記憶することができる
・脳は文章ではなく、イメージ・色・キーワード・アイデア・論理・空間的知覚を結びつけることで機能しているという考えに基づいている
また、マインドマップを活用することで次のようなメリットが期待できる。
・中心となる概念が明確に定義されている
・重要なアイデアは中心近くにあるため一目でわかる
・重要な概念がキーワードに凝縮され相互関係が一目瞭然なので関連づけしやすい
・後から書き加えるのが簡単な構造である
・一つ一つがユニークな作品なので記憶に定着させやすい
マインドマップの具体的な活用場面は「情報の整理」「記憶の定着」「アイディア出し」などである。