テレワーク(teleworking)とは、情報通信技術を活用し、オフィス以外の場所で働くスタイルのことである。場所を選ばず柔軟な働き方ができるため、働き方改革のと重要な施策としても注目されている。テレワークで働く社員のことをテレワーカーと呼ぶ。
テレワークにはさまざまな形態がある。
1)企業に属する者が行うテレワーク
在宅勤務(自宅で就業)
モバイルワーク(場所を問わない就業、訪問先やカフェなど)
施設利用勤務(サテライトオフィスなどでの就業)
2)個人事業者が行うテレワーク
SOHO(Small Office / Home Office:個人事業主等が小さなオフィスや自宅で就業)
また、リゾート先でおこなう「ワーケーション」もテレワークの一部と言える。
近年、新型コロナウイルスの蔓延防止策として、テレワーク環境を整えた企業が急速に増えた。テレワークのメリット・デメリットは以下のようなものがある。
メリット
・オフィススペース、交通費等のコスト削減が可能となる
・家族と過ごす時間や自分自身のための時間確保ができるようになり、ワークワイフバランスの実現が可能となる
・育児や介護と仕事との両立が可能となり、女性の社会復帰が容易になる(少子高齢化対策の一環となり得る)
・遠方の優秀な人材を雇用できる
・非常時(災害時など)でも事業の継続が可能となる
デメリット
・従業員の働き方や仕事の進め方が見えないため、従業員評価がしにくい
・従業員の働き方や仕事の進め方が見えないため、改善すべき点が不明確でアドバイスが難しい(部下育成にも支障がでる可能がある)
・対面でのコミュニケーションを交わす機会が少なく、上司と部下の信頼関係構築が困難である