アクションラーニング(action learning)とは、チームで課題解決を狙う学習法の一つである。
具体的には、実際の組織のなかで起こっている問題をチームやグループメンバーに共有し、グループディスカッションをとおしてその解決策の検討を行っていくという手法だ。これにより参加者は、多様な視点や考え方から根本的な問題点を見つけていき、チームが主体となった課題解決プロセスを体現できる。個人で課題解決していく学習だけでなく、組織としての学習を重ねられるのがアクションラーニングの方法論だ。

アクションラーニングの思想は50年以上前のアメリカの教育思想が源流である。近年では日本でも研修などに導入されるようになり、業務改の場面や多面的な経営課題に対処していく場面でも効果的な手段だと考えられている。一連のプロセスをとおして、個人・組織の学習する力を向上させる手法と言える。

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