入職率とは、一定の期間に新規で雇用した労働者の割合を示す数字だ。
入職率は以下の式から算出できる。
・入職率= 増加労働者数÷年初の常用労働者数×100
入職率は国単位、産業単位、企業単位などが対象となり、雇用情勢を理解する一つの指標となる。
入職率は以下の式から算出できる。
入職率の値によって以下のようなことが想定できうる。
・入職率が上昇している:雇用の流動性が高く企業が積極的に採用を行ってる
・入職率、離職率ともに高い:人材が定着しづらい状態になっている
・入職率より離職率が高い:失業状態や非労働力人口が増加している
なお、2020年の1年間の入職者は710.3万人(入職率13.9%)となり、離職者は727.2万人(離職率14.2%)であった。離職者が入職者を16.8万人上回っている。