サマータイムとは、夏時間とも言い、日照時間が長くなる時期に時計の針を1時間(またはそれ以上)進める取り組みのことである。サマータイムを導入することで、活動時間がしぜんと早まり、全体として照明やエアコンなどの使用量が減るため、環境負荷軽減に効果があるとされる。ただし、懸念点としては、始業時間が早まってもなかなか終業できず、結果として残業時間が増加することも考えられる。
欧米など世界中の国が採用しているサマータイムだが、日本では採用されていない。過去に、GHQ指令のもとに一度サマータイムを導入したことがあったが、不満・混乱が生じたことから廃止された。夏の日照時間が冬に比べて極端に長くなる高緯度地域では、一定の効果があるが、アジアやアフリカなどの地域では年間の日照時間にあまり変化がないので、導入効果を感じにくいのだ。
<サマータイムのメリット>
・省エネ(節電)効果
・経済活動の活性化
<デメリット>
・残業の増加
・地域により日照時間等の条件の差異
・睡眠、生活リズムの乱れ
・時計や電子機器の設定変更に伴う混乱
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