アーンドバリュー分析とは、「Earned Value Management」の頭文字をとってEVMとも言われる。
アーンドバリュー分析とは、プロジェクトの進捗状況を成果物などのコストやスケジュールを管理する手法のことである。この分析をすることで、進捗状況の確認や未来の課題を予測することができるとされる。
具体的には、次の3つの指標を用いて分析することで客観的かつ定量的にプロジェクトを管理することに役立つ。
1)PV(Planned Value):現時点までの計画されていた工数
2)EV(Earned Value):現時点までの完了した作業工数
3)AC(Actual Cost):現時点までに実際にかかった工数
この指標により、たとえばEVとPVの差でスケジュール差異=SVを表すことができる。
これにより値がプラス(+)であれば、プロジェクトがスケジュールより早く進んでいることを示す。
また、EVとACの差でコスト差異=CVを表すことができ、この値がプラス(+)であればプロジェクトが計画した工数内で進んでいることがわかる。